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2006年9月24日 (日)

手漉き和紙のランプができた!

Light_1 先日、ロシアから帰る途中、新潟県、鹿瀬の奥阿賀ふるさと館でつくってきた「tamago」が今日届いた。

風船に、楮(こうぞ)の繊維をまきつけ、さらに、とかした楮をペタペタとはりつけて、もみじをあしらい、乾燥させること1週間。中の風船をパチンと割って、明かりをつけるとこのとおり。秋の夜長にピッタリ♪

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2006年9月23日 (土)

「太陽」をみるはずだったのに

Taiyou1_1 銀座で映画、太陽を見る…つもりが最初の3分で爆睡。気がついたらエンドロール。しまった~。悔しい!! 

ロシア人監督が、昭和天皇の心のうちを描いた作品で、友人の薦めもあり、ロシア帰国後でもあり、ちゃんと味わってみたかったのだが・・・。せっかく当日券を1800円だして買ったのに、トボトボと帰ることになった。

料理研究家の村上祥子先生が3時起きでアクセク働いているというのに、朝寝坊した上に、夕方うたたねしてしまうなんて情けなや。 

もともと、映画館で暗くなると眠くなりがちで、眠気予防ドリンクのコーヒーは欠かせない。しかし、今回は映画館の隣にタリーズコーヒーがあって、つい、色気をだして、ソイラテにしてみちゃったりしたので、カフェインが足りなかったのかも~。やっぱり映画眠気対策はブラックコーヒーにしよう。そして、今、調べてみたら、カフェインドリンクを飲むなら、見る30分前に飲まないとダメみたい。次からの教訓にしよう。

つまらないので、デパートをのぞいて帰ったのだが、銀座の三越では、クロエのバックフェアをやっていた。いわゆる大きめのエディターズバック。価格は15万~25万くらい。ちょうど、大きめのちゃんとした革のバッグを探していたので、つい欲しくなってしまった。というか、銀座を通る人々を見ていると、自分のみすぼらしさが気になり、何か買いたくなってしまったのだ。

もうちょっと朝早く起きて、ご飯もしっかり食べて、運動して、秋らしい服に着替えて、頑張ろうっと!

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村上祥子先生のミニシェフクラブ

Murakami 村上祥子先生主宰の3歳のためのミニシェフクラブ・親子料理教室を見学。3歳児なんて何もできないだろうと思っていたけれど、なかなかどうして。子供って、素直で好奇心がいっぱい。それをうまく引き出して導いてあげれば、けっこう喜んでいろんなことをするんだなぁと感心した。

まず、食材をもってきて、「これ何かわかる人?」と先生がきくと、「にんじん!」「ごぼう!」「れんこん!」「たけのこ!」「いんげん!」などと子供たちは口々に得意げに答える。お塩やお砂糖は実際になめてみて、味で何だか判断する。お酢の味は「すっぱい」という語彙がないのか、「しょっぱい」と答える子が多かった。

「お米といでみたい人、手をあげて」と先生がいうと、「はーい!」と全員手をあげて、ひとつのボールの前に列になって、みんなで交代でお米をとぎはじめる。なんて、やる気! 最後にできあがったおすしは、みんなお母さんのところに自慢げに見せに行き、よく食べていた。家では野菜をまったく食べていないという子も、おいしそうに食べていたから成功なんだろう。

それはさておき、驚いたことは、村上祥子先生、お年は64歳になられるはずだが、「毎日、朝3時に起きて、一日中仕事をしています。それは、よく食べているからです」とおっしゃったこと。ちょっとプロフィールをみても、単行本を100冊以上出したり、一日に飛行機を3便のりついで、あちこちで仕事をするとか超人っぷりがわかる。かの有名な料理研究家の栗原はるみ先生も、たしか朝4時だか5時だかに起きて、家中のガラス窓をふくところから一日がはじまる、と言っていた。料理研究家って働き者だなぁ。食の力か。すごい!

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「運動靴と赤い金魚」~ハッピーエンド?~

イラン映画「運動靴と赤い金魚」(マジッド・マジディ監督)をDVDで見た。イランの子供たちの学校生活(男女別学・2部制)や、家庭、社会風俗をものめずらしく味わいつつ、主役の兄妹(兄アリ:ミル・ファロク・バシェミアン/妹ザーラ:バハレ・セッデキ)がとにかく、めちゃくちゃかわいくて感動! 

ニコッとほほえむ顔。小さい声でささやくところ。目に涙をいっぱいにためて何かを訴えてみつめる顔。はにかんだ困ったような顔。この兄妹は、監督が、いろんな街に足を運んでたくさんの人に会い、話のイメージにピッタリあう、実際に慎ましい暮らしをしている子供(素人)を探し出し、説得して映画出演の交渉をしたそうだ。

なくなった赤い靴はとってもキュート。リボンつきで、古いけれど、何度も直して使いたくなる味わい深い、かわいらしさがある。制服を着て、みな同じように頭を布で包んで学校に行くイランの小学生女児にとって、靴は唯一のオシャレなのだ。

******************************************************************このザーラの赤い靴をアリがなくしてしまったことから、ドラマがはじまる。(以下、あらすじ)

貧しくて家賃も食費も滞納している家に住むザーラとアリは靴をなくしたことを親に言い出せずに、アリの唯一の運動靴を兄妹で交代ではくことにする。男女別学のイランでは、朝ザーラが、午後にアリがそれぞれの学校に行く。ザーラは帰宅して、大急ぎで一足の靴をアリに渡し、アリも大急ぎで学校へ・・・という暮らしがはじまる。

ある日、ザーラは、なくした赤い靴をある女生徒がはいているのをみつけ、アリといっしょに彼女の後をつけた。しかし、その少女が目のみえない父親をつれて買い物へ行くところをみて、ザーラとアリは顔を見合わせ、靴をとり返すことをあきらめて、黙って帰ることにする。そして、アリの運動靴を兄妹で交代ではき続ける不自由な生活を続ける。

アリは、マラソン大会の3等の賞品として運動靴がもらえることを知る。そして、ザーラに新しい靴をあげるためにマラソン大会に参加する。3等を目指して湖畔を走り、上位層につけていたのだが・・・。最後の混戦で、一心不乱に走りすぎて、誰よりも先にゴールテープを切ってしまう。賞品の運動靴をもらうことができず、1等をとったというのに涙目のアリ。「運動靴は?」とたずねるザーラにも答えることができない。マメだらけの足を池の水で冷やすと、その疲れを癒すかのように、赤い金魚がアリの足の周りで泳いでゆく美しいラストシーン。

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人を思う優しい気持ちが、なんだか、うまく実を結ばない。赤い金魚はそんなアリとザーラの純真な心をあでやかに彩り、際立たせる。

ただ、ちょっと気になるのは、最後の終わり方だ。アリとザーラが落胆しているところに、父親が買物から帰ってくる。その自転車かごの中に赤い靴らしきものがチラッとうつって、映画は終わる。この後、父親が靴を子供にあげて、大団円となることを予感させ、その前で寸止めして終了という演出のようだ。私は、一寸、自転車かごの赤い靴の意味がつかめず、巻き戻してもう一度みて、ようやく理解。これは、わかりにくいよ!!

果たして、父親が赤い靴を買ってあげれば、それで二人は万事OK。大喜びなのだろうか。アリのマラソン大会での努力が、うまく身を結ばなかったことの悲しさは、ただ靴が手に入れられなかったということだけでなく、あれだけの努力をしても報われないことがある、という世の無常さではないか。それは、貧しい暮らしの限界をも連想させる。そして、にもかかわらず、その中でやっぱり優しく助け合って生きていく兄妹の姿に、胸をうたれるのだ。それは、生まれた境遇などに限定されない「幸せ」が確かに存在することを思わせる。

そう考えると、父親が靴を買ってくる、という形でのハッピーエンドへの期待を残した終わり方は、私には、釈然としなかった。だいたい、出稼ぎしても家賃が払えない貧乏な父親が、なぜ、この時になって急に赤い靴が買えるのかもわからない。不自然で全体のリアリティーを欠いている。ラストシーンだけ、映画的なテクニックが先行してしまったのように感じる。他の部分がすばらしいだけに残念だ。

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2006年9月19日 (火)

極東ロシア紀行

ちょっと遅めの夏休みをとって、極東ロシア(ウラジオストーク、ハバロフスク)へ行ってきた。新潟からたったの1時間半でつくことにまずビックリ。韓国より近いのに、どうして、もっとみんな行かないいんだろう。ま、一般の旅行会社ではロシア極東方面の扱いが少なくて、あまり認知されていないせいだろうが、ここは海外旅行の穴場に違いない!

ウラジオストークは、さびれた港町だ。工場からモクモクと黒い煙がたっていて、壊れかけの古びた建物があちこちに無造作にたっている。バカでかくて、真っ黒の軍艦が港にいて、なんだかワイルドだ。

ウラジオストークのロシア人の女性は、ホリが深めの美人顔に、濃い目の化粧をして、香水をたっぷり匂わせている。そして、セクシーな胸元すけすけレースやら、目の覚めるようなエメラルドグリーンのスーツやら、ヒョウと花柄のスカートやらスカーフやらを身に着けていたりするので、みんな場末の娼婦のようにみえる。西欧のトレンドとまったく脈絡がない独自路線のファッションは、大国ロシアの泰然自若な構えを感じる。R3_1 ていうか、面白いよ。

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ウラジオストークから、シベリア鉄道で1泊2日、ハバロフスクへ移動。このオンボロ列車は、オケアン号は、世界のてっちゃん憧れの鉄道ロマンの最高峰。こんなボロ列車も、森の中を1週間ひた走ると、モスクワにつく。与謝野晶子も鉄幹を追いかけて、シベリア鉄道でモスクワまで行ったとか。恐るべし、シベリア鉄道。ラグジュアリーな食堂車には扇が飾られていたり、ひとつひとつのテーブルに花が飾られていたりしてもてなしの心が感じられるが、よく見るとセイタカアワダチソウ。よくある雑草だ!

ハバロフスクは、アムール川のほとりに広がる美しい街で、すっかり気に入ってしまった。北海道風の大自然と洗練された街並みが調和して、ウラジオストクより、ずっと上品。街をゆくロシア人女性も、シンプル・シックな都会的な服装の人の割合が増える。ここでは、郷土博物館の動物の剥製の展示が面白かった。トナカイ、アザラシ、鹿などが丸ごと、どかーんと展示されている。キツネを食べている最中のクマとか、妙に凝ったポーズと表情づくりも秀逸。マンモスの牙の化石もたっぷりと堪能できる。愛・地球博のマンモスの化石に行列した人注目! それから、とても美しくて幅広いアムール川のそばに、青い屋根のロシア正教の教会がたっている。賛美歌がひたすら美しく響いている。R8_1

今度、ロシアに行くとしたら、シベリア鉄道にもっと乗り続けて、バイカル湖付近でバイカルアザラシ見るか、カムチャッカ半島か、サハリンか、やっぱり首都モスクワとサンクトペテルブルクで美術をみるか、と楽しみが広がる。しかし、極東ロシアは、こんなに日本から近いのにまるで異空間。その魅力は、もっと多くの人に知られてもいいと思うな。

昨日も、シンクロの世界選手権で、ロシア代表は圧倒的1位の風格を見せた。ロシアといえば、偉大なる芸術の国。とりわけ、バレエやシンクロ、スケートなどの舞踊芸術は世界最高峰だ。でも、あの演技のほれぼれするような美しさとはうらはらに、ロシアの建物はぶっきらぼうで荒削りなワイルドな建築物、いまいち洗練されていない社会システム。そんなギャップが、旅人にとっては面白い。

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2006年9月10日 (日)

紀子さまvs雅子さま

ちょっと出遅れてしまったけれど、新宮様ご誕生!について。

とりあえず、おめでとうございます! ではあるのだが・・・。

どうしても気になってしまうのは、「男児誕生」は、どんな医療技術でコントロールしたのだろうか、ということ。きいた話では、中国では、13世紀につくられた100%の確率であたる男女産み分け早見表なるものがあり、母親の年齢と受精日を表にあてはめると、男か女か当たるのだという。アジア人が使っても90%は当たるとのこと。あやしすぎて面白いんですけど!

そして、女の人生としては、紀子さま人生と雅子さまのギャップは、ますます対比を大きくしたなぁ、と思う。

紀子さまファミリーのお幸せぶりは、絵に描いたようにお見事。天皇家の王道をすすんでいらっしゃる。「男児」も意志で生みましたって感じ。これに対して、雅子さまはどんなお気持ちなんだろう・・・。プレッシャーから解放されて、少しはラクになれたらいいけど。まだ心境が苦しいのならば、お世継ぎ問題も一段落したということで、もう皇室を出て一般人に戻ればいいのに・・・。

あるいは、もし、浩宮と雅子さまの愛の絆がいまだに強いならば、浩宮は雅子さまをつれて、皇室を捨てて一般人として生きる宣言したら、ドラマ的には最高。雅子様の逆転ホームランとなるのだが・・・。

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2006年9月 3日 (日)

「リリイ・シュシュのすべて」~青春の残酷~

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DVDで映画「リリイ・シュシュのすべて」岩谷俊二監督を見た。久々に衝撃的な作品だった。

前半は少し冗長で眠く、途中で見るのをやめようかとさえ思った。が、目をおおうような暴力シーンに、ひきつけられ、見終わったら、前半が気になって、長いにも関わらず、もう一度、すぐリピートして見直してしまった。

ストーリーは、単純だ。(以下あらすじ)**************************************************************

リリイ・シュシュというアーティストに傾倒する中学生のいじめられっこ雄一(市原隼人)は、ファンサイトの掲示板を運営している。なかでも、ハンドルネーム:青猫と共感し、ネット上で思いをうちあけあっている。

雄一は高校に進学して、剣道部で星野(忍成修吾)と知り合い、親しくなる。裕福な家庭に育った成績優秀で、模範的な生徒だ。ところが、星野は、剣道部仲間との沖縄離島旅行から帰ってきて、性格が豹変してしまう。

最初は、日焼けしていて髪をドレッドにしている生徒とのささいな言い合いだった。悪態をつかれた星野は、ドレッド頭の生徒に対して机をたたきなげ、彼の髪の毛をナイフで切りおとす。さらに、その後、星野は、ドレッド頭を素っ裸にさせ、田んぼで犬掻きをさせ、かばんを口でくわえてもってこさせるのだ。もってきたところは、さらに顔を蹴飛ばす。

さらに星野は、クラスメートの詩織(蒼井優)をゆすり、援助交際をさせて、アガリを奪う。別の女性のクラスメート久野を工場に呼び出して、集団でレイプする。その工場はもともと星野の家の所有。工場が倒産して、家族離散し、彼の中の何かが狂ってしまったらしい。

かつて仲良くしていた同級生の突然の狂気に巻き込まれ、手下として、彼の行為に加担させられ、苦しむ雄一。その思いをリリイ・シュシュのサイトに書き込んでいく。いちばんの理解者は、ハンドルネーム青猫。「わかるよ。多分、それと同じ痛みを僕も感じているから」

リリイ・シュシュのコンサートで、雄一は青猫と会う約束をする。目印は青りんご。会場で青りんごをもって待っていたのは、なんと、星野だった。叫ぶ雄一。人ごみの中、雄一は星野を衝動的に刺し殺す。

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リリイ・シュシュのサイトで、二人をつないでいたのはリリイ・シュシュの音楽の源とされている「エートス」への共感。これは、心の底からわきあがる抑え切れない衝動・リビドーの象徴だ。得体の知れないものに突き動かされる情熱と苦しみ。その存在を自身の中に感じているのは、雄一も、星野も同じだったということだ。

星野の暴力シーンは、ひたすら残酷だ。いじめる側の思いつきひとつで、周りの連中も流されて、加害者の側にまわってしまう。「エートス」につき動かされて、ブレーキがきかなくなった状態が、徹底的に描かれる。

美しい田園風景と音楽が、余計に彼らの純粋さと悲しさをきわだたせる。やりきれないシーンが多いが、彼らの心の機微が丁寧に描かれており、「エートス」という青春の象徴ともいうべき衝動的なエネルギーがありったけ伝わってくることで、やるせなさと同時に、不思議なカタルシスを感じる。

10代のころは、心にこのような暗い闇を私も抱えて鬱屈していたんだっけ? そうだったような気もするが、もう、感覚的にはわからない。私がこんな境地になることは、年齢的にもう、ありえないだろう。過ぎ去った闇。だからこそ、せつなくて、ほろ苦いのかもしれない。

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