8月20日、甲子園で早稲田実業VS駒大苫小牧が繰り広げられると同時に、菅平では、ラグビー部の夏合宿をしめくくる決戦、早稲田VS関東学院が行われた。ラグビー好きの私としては、菅平まで行くか、にわかフィーバーの野球をテレビで見るか、当日の朝まで迷っていたけれど、結局、この暑さの中、菅平まで移動して3試合みるという気力が失せて、高校野球をクーラーのきいている部屋で、テレビ観戦することに。
ハンカチ王子、斎藤君の15回の好投よくがんばった。クールなスライダーはもちろん、話し方がさわやかでかっこいい~!! 早実出身の友人の応援っぷりを最初はクールな目でみていたのだけれど、決勝を見たら、私もミーハー心を見事にかきたてられてしまった。こりゃあ、さぞかし人気がでることだろう。
もうひとりのヒーローといえば、2塁打をうった桧垣君。斎藤君と違って三白眼のニヒルなイケメン。将来は、商社あたりにつとめて、いかにもモテモテみたいなイメージ。彼は東京海上系列の会社の社長息子だそうで、社長はずっと、甲子園から帰ってこないという。
それから、父親がタイで闘病中の船橋君。バッティングについて、夏になってから、「何かをつかんだ気がする」とのことで、気迫と熱がダイレクトに伝わってくる感じがいい。バットをくるくると振り回して、うってやるぜ~みたいな。斎藤君と好対照のあついタイプだ。
それにしても、早稲田応援席に女子がいるのは、なんだか違和感。数年前、共学になった早実出身のワセジョは来年度から早稲田大学に入学するそうで。旧型ワセジョ代表としては、複雑。
甲子園になると、ミーハー心といってもオバサン目線。「子供が生まれたら、あぁいう子に育てたいわねぇ・・・」と思いながら見る。選手の名前が、みんな私の世代(30代)にもいそうな昔かたぎの質実剛健な名前なのも安心できる感じがする。田中将大、斎藤佑樹、皓次朗、悠、啓介など。たとえば、スノボの今井メロ&童夢みたいないかにも新しい名前は多くない。きっと、高校球児の親って、堅気の真面目なタイプが多いんだろうな。
ラグビーの試合を見に行ったときには、活躍する選手に対して、多少、妄想恋愛が入る。「好みのタイプ:めがねが似合う子、か。きゃー、もう、めがねかけて見に行っちゃう~」みたいな(笑)。でも、高校野球の選手はちょっと無理。この差は相手が、高校生か、大学生かっていうのもあるけど、それだけでもない。
あくまで、イメージなのだけれど・・・、高校野球は丸刈りだったり、強行な試合日程だったり、規則に従うこと、我慢強さが要求されるように思う。早実のいいとこ育ち・さわやか感は、ちょっと今どき風だけど、それが珍しいからこそ、これだけ注目されているわけで。基本的には、高校野球は、大人のルールの枠内で繰り広げられる旧型のドラマだ。
これに対して、ラグビーは「ノーサイドの精神」「All For One.One For Alll.」というスローガンのとおり、仲間を愛する広い心が大前提。そして、世間の注目度もそれほど大きくはなく、でも体の酷使と痛さは強烈で、見てくれが崩れてモテなくなることなど気にせずに、勝つために、文字どおり体当たりでストイックにプレイする姿には敬意を表する。こんなことをできる人は、年が自分より若くても、精神的にはよっぽど大人なのかもしれないな、と。ま、実際に選手と話してみると、「あーやっぱり学生だな」とほほえましく思ったりする場合もあるんだけど。
ちなみに、サッカーはJリーグをみていても、選手たちがみんな髪の毛そめていて、整った顔立ちの若者も多く、「目だってモテタイ」意識がとても感じられて、ちょっと嫌。応援にしても、派手なパフォーマンスしまくりで、試合をサカナにお客がストレス発散をしたいだけのように思えることもある。相手が失敗するとブーイング・コールをするのも、私の神経をさかなでする。ラグビーの応援では、相手の活躍に拍手こそすれ、ブーイングなどありえない。
というわけで、野球については、甲子園の今日の決戦はもちろんだけれど、来年度以降、「大学野球」として観戦するのが楽しみだ。斎藤君が早稲田大学に入学したら、大学野球は大フィーバー。そしたら、高校野球の枠にとらわれる痛々しさなく、また、私にとっては本当の母校の応援ということで、きっと力が入りそう。・・・って、斎藤君はすぐプロになっちゃうのかな。勝手ながら、ぜひ、早稲田大学にすすんでほしいものです。
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