2007年4月 5日 (木)

「あるスキャンダルに関する覚え書き」~女の業と孤独~

6月公開予定の「あるスキャンダルに関する覚え書き」を試写会で見た。都会に生きる孤独な独身女の複雑な心象風景が鋭い観察眼で描かれている。

定年間際の中学校の歴史教師バーバラ(ジュディ・デンチ)は、30代の美しい美術教師シーバ(ケイト・ブランシェッド)になみなみならぬ思慕の情を感じる。シーバをじっと観察し、さりげなく会話のきっかけをつかんで親しくなり、少しでも近づけた日には、手帳に金の星のシールをはるのだ。わー暗い! ところが、シーバが生徒と不倫関係にあることを知ったバーバラは、それを共通の秘密とすることで、さらにシーバに近づき、秘密の関係を強固にしようとする。

そのバーバラの冷酷でしたたかな計画がインパクト抜群だ。観察眼と思索を研ぎ澄まし、思いを溜めるバーバラの性格は、妙なリアリティを感じる。あれこれ考えてばかりではなく、もっと早くに、複雑に心の内部をふくらませる前に、感情をはじけさせれば、きっと楽になれるのにねぇ・・・。

バーバラが、シーバのスキャンダルをバータに、より彼女に近づこうという考えは、バーバラの卑屈な劣等感が丸出しだ。バーバラは歴史教師としてのキャリアやら賢さやら、冷静な判断力やらといった資質があり、それらをシーバへの幸せになるように使うこともできたはずなのだ。そうすれば、もっと平凡な友情が成立しうるはずなのに・・・。

つまり、バーバラは自分の人生をいまだに肯定できていないのだ。人生を模索中の若い時期ならば、わかる。しかし、定年間際の独身の女教師が、いまだにこんな鬱屈を抱えているなんて、なんと寂しいことなのだろう。

一方のシーバも寂しい。若く美しく、旦那と子供がいる家庭生活。一見、幸せなはずなのに、満ちたりなさを感じ、生徒との浮気に足を踏み入れてしまう。シーバはわがままなのか? しかし、憂いをたずさえて揺れ動く彼女の心こそが、彼女を人間的に魅力的に見せているのに違いない。

多様な生き方がある中で、願わくば、年齢を重ねながら、本人が選んだ人生を自然に受け入れていけるといいなと思う。それが年を重ねることであり、若さとひきかえに、得る安らぎでもある。ただ、なぜか、そんな理想の筋書きとおりにおさまらないところに、いつだって、ドラマがはじまる。

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2007年1月 8日 (月)

「蛇イチゴ」~兄と妹~

新進気鋭の西川美和監督の作品「蛇イチゴ」をみた。

真面目な優等生の妹と、勘当された兄貴、昔気質の仕事人・・・と思ったら実は借金まみれだった父、明るく家庭を切り盛りする母。といったある家族が描かれている。とくに、正反対の性格の妹と兄貴の切っても切れない絆を、甘くではなく、軽やかな大人の苦味をもって描く。それが、さわやかなカタルシスとなっている。

蛇イチゴは、実に効果的な小道具としてでてくる。妹なりにめいっぱいの兄をこらしめようとするが、兄はひょうひょうとかわしてしまう。そして、最後に蛇イチゴ。赤くて鮮やかで酸っぱくて、蛇が好んで食べるといわれている・・・。

つみきみほ演じるきまじめで頑固な妹の役柄にシンパシーを感じる。西川美和監督は、私と同じ大学の2歳後輩らしいが、もしや、こんなキャラクターの女性なのだろうか・・・と思ったりもする。

宮迫が演じる兄貴は憧れの自由人。口八丁手八丁の世渡り上手。道徳心など、どこ吹く風。自分が一生懸命やってきたことはなんだったのだろう・・・と全否定されると気持ちいいんだな。

家族という甘ったるくなりがちなテーマをスタイリッシュに描いたところが新鮮だ。カリフラワーズのパンクな音楽が、カラリと乾いた気分をもりこんで軽やかな仕上がりになっている。

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2006年12月21日 (木)

「おへそのあな」~誕生~

Ohesonoana_1 「おへそのあな」(長谷川義史)という絵本のページをめくっていたら、不覚にも目がうるんできてしまった。

お腹の中の赤ちゃんが、お母さんのおへその穴からながめている上下さかさまの世界。お母さんとお父さんとおねえちゃんとおにいちゃんは、赤ちゃんが生まれてくることが待ち遠しくて仕方ない。お花を植えたり、禁酒したり、名前を考えたり。赤ちゃんをめぐる家族のあたたかい様子が、ほのぼのとしたユーモアをもって描かれている。

最後のシーンは、家族が寝ている部屋。お腹の中の赤ちゃんが誰にもきこえないように、つぶやく。「明日、生まれていくからね」。

私も多分このように、両親が待ちわびて、ようやく生まれた第一子だったのだろう。

今、父はアルツハイマーになってしまい、ろくに話もできないが、私を見るとにっこりと笑ってくれる。まるで赤ちゃんのように、身の回りのこともできず、会話もできない父に、確かに残っているのが、家族への温かな気持ちだ。

そして今、妹が、はじめての赤ちゃんを身ごもっている。うちの初孫だ。冬を越えて、春になったら、この世に誕生する。

父:「赤ちゃんをこうやって抱いて帰ってくるのかな」

母:「まだ、生まれてないよ」

父:「なんだ! まだ生まれてないのかよ」

こんなショートコントのような天然の会話が、実家では、毎日のように繰り返されている。

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2006年12月19日 (火)

銀座のクリスマスツリー

Tree 銀座ミキモトの前のツリーは流れ星のような細い光が走りながら、イルミネーションの色が次々と変わってとてもきれい! 曲はジュピターで壮大な空の彼方を思わせる。そう、もうすぐクリスマス!

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2006年12月17日 (日)

飲み会の話題メモ

from松下政経塾塾生

●ど根性大根・・・・相生市で、アスファルトの合間で生息した力強い大根が発見されて有名になる。ところが、その大根が折られて盗まれてしまった。しかし、また、しばらく後に、折られた大根が元に戻されて、また話題に。折られた大根を再生するプロジェクトがはじまる。これを町興しのシンボルとするプロジェクトがはじまる。ど根性にんじん他、亜種が各地で発見されて話題になる。この話は絵本にもなっている。

from新幹線システム関連

●新幹線・・・・・・・・静岡県の富士川を境に東は電流50ヘルツ地域、西は60ヘルツ地域。JR東海の新幹線(300系、700系、N700系など)は、その50ヘルツ区間と60ヘルツ区間を走るための独特の構造をもっているため、JR西日本や、JR東日本の新幹線とは相容れない。←ちょっと不正確でした。コメント参照。

from店長

●飲食店売り上げアップの構造・・・・利益をあげる←優秀な社員を育てる←社員が育つ環境・土壌をつくる。と3段階にわけて考える。今、その店がどの段階にいて、どこを強化していかなくてはいけないかを考える。

●ワインのソムリエは、おおまかな種類を実は、ワインの色で見分けているから、ブラインドで香と味だけで見分けることができない。「腐葉土のような香」のことを「ミネラル」という。

fromエステ店長

●「自分へのスポンサーを探せばいいんですよ。たとえば、私のこの服もこのバッグもみんないろんな人から、提供してもらっているんです。私がこれを来てパーティーに行けば、この服のよさが口コミで広まるから、宣伝費より安いんですよ。1000万、2000万すぐに集まります。だから、20代でエステ経営がなりたっているんです。ご希望なら、あなたにもスポンサーになってくれる人をご紹介しますよ」

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2006年12月 5日 (火)

早明戦は、いまいち

Soumeisen_2 風邪が治りきらぬままに、早明戦へ。

場所は、国立競技場。かなり、ぎっしりと席がうまっていて驚きだ。明治ファンが多いのだろう。スコアボード側には、幅広く、紫に白の旗がひるがえっている。昼ごろは、わりと温かかったが、すぐに曇ってきて寒くなる。

今回は、観戦メンバーに明治OBもいたため、バックスタンド中央のいちばん高いブロック(B席)に席をとった。正面には、新宿の高層ビルが林立しており、なかなか壮観なパノラマだ。

結果は、早稲田43vs明治21で、早稲田は、明治のフォワード重戦車攻撃をかわし、対抗戦6連覇を順当に決めた。のだが、個人的には、なんとなく不完全燃焼な気分。

ひとつは、まず、超個人的なのだが、観戦位置が遠すぎた。全体の流れは確かによく見えるのだけど、みんな豆粒大で、ゼッケンがかろうじてみえるかどうか。表情がみえたり、声がきこえたりする秩父宮のライブな趣がないと、つい応援への熱意と集中力が薄れちゃう。こういう、ちょっとしたことで、いちいち気分が左右しちゃうのは、いかにも、主観的な女のラグビー観戦なんだけど。

試合の中では、曽我部のパスミスで、明治の濱島にインターセプトされてトライとなったシーンが妙に後味悪く、目に焼きついている。

曽我部のロングパスが裏目にでてしまったこと。(今回の試合では、他にも曽我部はノックオンなど、ミスが多かった)。ボールを奪われて、早稲田の選手は誰も、本気で追いかけようとせずに、すぐにあきらめてしまったこと。濱島がど真ん中にトライをして、勝利のアピール・ポーズをしたこと。あとから、見たことには、ボールにキスまでしている。これは、ラガーマンシップ的にはなし!ですよね。

ひいた目線でみると、早稲田の勝利がほぼ確定している試合を見続けることに、少し飽きてきた気がする。伝統校の明治も、もっと脅威のチームになって、ラグビー界全体が盛り上がってくれないとね。

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2006年12月 1日 (金)

風邪ってヤダな

もう1週間以上、風邪が治らない。頭が痛いし、だるいし、声はでないし、鼻はつまるし、でも、仕事は終わらないしで、寝たり起きたり、無理して会社に行っては、やはりダウンし・・・と、すっかりグダグダな生活になってしまった。

その間に、気がついたら、もう12月だ。今朝はめっきり冷え込んでいて、この冬、はじめて暖房をつけた。いろんなことが、ままならない。独り身に、いっそうの寒さがしみる冬の朝だ。(笑)

こんなときは、アレをみても、コレをみても、自信がなくなり、暗澹たる気分になってくる。このまま、私はどうなっちゃうんだろう。いったい、これまで何をやってきたんだろう。思えば私は、いい年して、なんと厚顔無恥な自分勝手な生活をしているのだろう。あー、イカンイカン。風邪をひいて寝込んだときに、陥る自動思考パターンがまたはじまってしまったよ。

とりあえず、週末だ。しょうが入りのミルクティーを飲んで、熱いお湯を注いだふわふわのファーつきの湯たんぽを抱えて、まずは、ゆっくり寝るのだ。

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2006年11月25日 (土)

ラグビー早慶戦雑感

あー風邪ひいて、つらい・・・。ちょっと遅ればせながら、23日のラグビー早慶戦観戦記を。

私は前日、友人たちと松本に宿泊しており、試合の1時間前には中央自動車道、談合坂サービスエリアの休憩所にいた。間に合うかどうかハラハラしながら、高速をぶっとばして移動。外苑前で車からおろしてもらい、黄色く色づいた美しい銀杏並木をもっと、ちゃんと味わいたかった・・・と思いながら、猛ダッシュでくぐりぬける。バックスタンド側から飛び込み、秩父宮競技場に入ったのは、キックオフの1分前だった。

この日の観戦メンツは、慶応出身者2名、他大出身者1名、早稲田出身者3名の合計6名。敵味方混在の応援となる。あらかじめ席をとっておいてもらったため、なんとか着席できたが、秩父宮はほぼ満員。天候は曇り。少し肌寒く、日本酒をいただきつつ、観戦する。

春の早慶戦は新潟のビックスワンで行われて見に行ったのだが、14対40で、早稲田は負けている。その日は、ジャパンの試合などと重なり、早稲田はベストメンツではなかったが、それにしても課題の多い試合だった。印象的だったのが、慶応で3トライを決めた14番ウイング山田。敵ながら、あまりに華麗な動きで、存在感抜群だった。

さて、試合のほうは、前半は早慶ともに大きくボールを回すが、両者攻めても攻めても、膠着状態。豊田のトライ、曽我部のドロップキックが決まり、早稲田がようやく流れをつかんだかと思いきや、慶応のキャプテン青貫の執念のトライ。そして、慶応、山田の早稲田ディフェンスをふりきっての右すみタッチぎわでの華麗なトライが決まり、8対14でリードされたまま、ハーフタイム。

だが、後半で修正して実力を発揮するのが、最近の早稲田のパターン。五郎丸、今村、曽我部、矢富といったスターバックスが個人技を見せ付けるトライを連発。五郎丸は、タックルに入った慶応の山田をひきづったまま走りぬいての迫力のトライをみせた。五郎丸のコンバージョンも帝京のときと同様、後半になって、やっと決まりだす。41対26で早稲田勝利。圧勝とはいかなかったけど、見ごたえありました。

競技場で、早稲田スポーツ(新聞)をもらった。ここに、メンバーの50メートル走のタイムが書いてあって面白かった。いちばん速いのは、ジャパンにも選ばれたCTB今村の5.9秒。この走力が、あの縦突破につながる。後のレギュラー陣はだいたい6秒代。CTB谷口、WTB早田が6.0秒。WTB菅野が6.1秒。FB五郎丸が6.2秒とバックスはやはり、みんな速い。PR畠山が7秒5ともっとも遅いが、125キロの体重を考えるとやむをえない。意外に遅いなと思ったのが、SO曽我部の6.9秒。トリッキーなパスやトライの技が光る選手だけど、たしかに馬力でふっきるような突破はみない気もする。天才と呼ばれるが、足の遅さが弱点だったのね。まぁ、普通に考えたら十分、速いんだけど、ラグビーは、0.5秒くらいで、ずいぶんと試合が動くものだ。

帰りには、去年の早稲田の主将・佐々木、副将の青木、LO内橋の3人組、現在はコーチの久木元、タマリバでプレイする勝田各選手とすれ違い、人並みにミーハーな私は、心の中で「キャー!」と思う。いっしょに観戦した友人は手をふったり、写真をいっしょにとってくださいといって積極的に話しかけていたが、私は、逆に、こそばゆくて目をあわせられない。私など、所詮、一ファンに過ぎないし、どうせ、「がんばってください」「ありがとうございます」程度の会話しかできないのは、去年さんざんやって、わかっているから。

もう一度、大学生に戻ったら、私はラグビー部のマネージャーをするだろうか・・・と思い巡らす。でも、よく考えると、やっぱり、私には難しい気もする。できることなら、いつか、仕事を通じて、ラグビー関係者と関われたらいいなと思う。でも、そのためには、自分はまだまだ未熟。やっぱり、ただのファンでしかない。

しっかし、この寒空の下の観戦で、すっかり風邪をひいてしまったよ。あー、鼻がつまって気持ち悪い。今週末は仕事が山積みなのにどうなることやら・・・。

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2006年11月21日 (火)

そっくり!

Egg 今日は、銀座に昔からある洋食屋、煉瓦邸で、“元祖オムライス”をいただく。一般的なオムライスとはちょっと違い、卵をからめたライスをいためて、木の葉型にととのえある。卵がところどころ生っぽく、とろんとしていて美味。ハイカラな気分♪

いつも思うのだが、ここの経営者親子は顔も話し方もそっくりで、ふたりで「いらっしゃいませ~」とやってくるので、ビックリする。

“そっくり”といえば、先週の金曜日は、同じく銀座の日本料理屋、さのでお昼を食べたのだが、この板前さんは、私が通っている青山の美容院、ソシエゴの代表、佐野さんの弟さん。やっぱり目が大きくって、雰囲気が似ている。でも、何より似ているのがしぐさ。

美容師の佐野さんは、真剣に髪を切る作業に集中しているかと思うと、ふと、力を抜いて軽く目線をあわせ「いかがですか?」とさりげなく話しかけてくれる。日本料理屋のさのさんは、刺身に真剣に包丁をあててスーッと切ったと思ったら、「道わかりましたか?」と、柔和な表情で話しかけてくれる。その緊張→弛緩のリズムが、兄弟そっくり! 

カウンター越しのさのさんに、そう指摘すると、「ま、でも、あっちは青山のイケメンですからね。イ・ケ・メ・ンですよね、って言ってやってください。僕は1000円カットですよ。」と豪快に笑っていた。銀座と青山、食と美の巨匠。どっちも素敵です。

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2006年11月18日 (土)

京都に来ているわけだが

Kyoto_1あまりに立腹していて発狂しそう!

昨夜、病気で弱っているはずの後輩に連絡したら、どうも話が妙な方向に向かっていく。電話で1時間ほど口論になり、ヤツの自己本位で不遜な態度に、私の厚意をこれでもかというほど神経さかなでする暴言の数々に、驚きあきれて、思わずえびぞりになって、3回点半ひねりで、180度に熱した天ぷら油にダイブ!って感じ。私はけっこう、心の広い人間のつもりだけど、今回の件はあんまりのことに憤りすぎて興奮して一睡もできなかった。

せっかく訪れた、紅葉の京都なのに、何を見ても腹立たしい。バスの中で、昨夜の一件を思い返していたら、料金を支払い忘れて降りてしまい、運転手に怒られた。炎を抱えた怒り顔の阿弥陀如来にだけシンパシーを感じる。紅葉をみて、きれいとかじゃなくて、山々よ、もっと赤く燃えたぎれ!と思ったのははじめてだ。

この後輩の言動を会社の関係者に全部ひけらかしたい気分だが、プチ個人情報もからんでいたりするので、今、なんとか、心のうちにおさめている。

だが、なんと腹ふくるるものだろう! 私をここまで怒らせるあんた、本当すごいよ! 

なお、写真は京都の鞍馬山。大阪に堀ちえみのインタビューをしに行った帰りに立ち寄ってみた。ほか、三千院、金閣寺、竜安寺などにも行ってみたような気がするけど、イライラしすぎて、何も感想はない。以上。

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2006年11月15日 (水)

世田谷通りの怪

昨夜も岐路についたのは24時ごろだった。いつものように世田谷通りを歩いていたら、セブンイレブンの2件隣の空き地の前に立ち止まっている人がちらほら。

空き地をのぞきこむと、な、な、なんと、馬が草を食べているではないか! ホンモノのかわいい子馬ですよ。飼い主も見当たらず、どこにも、つながれていない。WHY??? キミ、どう考えても居場所、間違ってるでしょう! あー、携帯を忘れて、写真とれなかったのが残念。

次の朝、もう一度見てみたが、馬はもういなくて、いつもの普通の空き地になっていた。あれは深夜のまぼろしか。

   

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2006年11月13日 (月)

ラグビーの秋、早稲田VS帝京

Teikyo_1

早稲田にとって、対抗戦グループいちばんの強敵、帝京大学との試合を見に秩父宮ラグビー場へ。今回の試合は、いっしょに行こうと誘った相手にことごとく断られ、ひとりで観戦すること。でも、ラグビー観戦は面白いので、へっちゃら♪(←それもどうよ、という話もあるが)

前半は、赤い集団、帝京に3トライを奪われて、22対19と厳しい展開。

しかし、後半は、早稲田のバックスをまわす展開で盛り返し、帝京を完封に抑えた。

なかでも、曽我部のゴール前でのタックルをはずしながら空中での絶妙なパス→菅野のトライは華麗! 今村の走って走って縦突破(早い!)。矢富のするりと抜けるトライなど、鮮やかなトライシーンがいっぱいで、久々に見ていて気持ちよかった。

バックスタンドはほぼ満席。10月9日に見に行った立教大学戦と比べると、やはり、圧倒的に人が入っている。そして、ずいぶん寒くなったものだ。日が沈むのも早くなり、後半は夕日がまぶしく、手でひさしをつくりながら観戦。

いよいよ、ラグビーシーズンも佳境。来週は、いよいよ早慶戦だ!

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2006年11月 2日 (木)

洋服のサイズと再生

最近、自転車通勤したり、皇居まわりをジョギングしたりしているせいか、ほんの少しだけど、痩せたみたい。といっても、1キロくらいだから、全然たいしたことないんだけど、やっぱり、なんだか、うれしいな~。この心境の変化こそが、ダイエットの何よりの収穫だ。

で、さっそく新しい洋服を買いに行って、あれこれ試着していたら、体型を隠そうとするのではなく、できるだけタイトにして思い切ってラインをみせたほうが着やせすることを実感した。それで、手持ちの服をよくみると、ゆるいものが多かったので、徹底的にお直しをして、再生することにした。

今日は、スーツのジャケットの肩を2cm内側にいれ、1.5cm袖をつめ、スカートのウエストを4cmつめた。パンツの丈を6cm切って、ロングコートの丈も15cm切ってもらうようにオーダーした。先日、買ったタイトスカートも、ひとつ小さめのサイズのものに交換した。

ピッタリで着たほうがすっきりみえるって、理屈はわかっていたけれど、結局、これまでは、勇気がなかったの。とりあえず、太めの私には、目立たないように大きめを選んでごまかすしかない、ピッタリ着るなんてみっともない、と卑屈に思っていたから。

でも、あるものをあるがままに見せればいい。・・・んだよね。服だけのことだけじゃなく。

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2006年10月30日 (月)

「海辺のカフカ」とメタファー

Kafuka_1

祝!フランツ・カフカ賞。読みそびれていた村上春樹の「海辺のカフカ」を今頃になって、読了。他のの作品より、すっきりと調和した感じがして、読みやすかった。

ストーリーはギリシャ神話の「オイディプス王」(母と交わり、父を殺す)がベース。15歳の少年と、「頭がよくない」ナカタさんの物語が交互に展開し、そして最後に交わっていく。

他の村上作品にも共通することだが、「海辺のカフカ」はとりわけ、メタファーが多く使われている。「入り口の石」「ジョニー・ウォーカー」「カラス」・・・。細部にも全体にも。そのうち、いくつかははっきりと、いくつかはぼんやりと想像が広がり、それらが重層的なハーモニーとなって広がりを感じる。

小説の中の15歳の少年は、それを説明しない。「ことばで説明してもそこにあるものを正しく伝えることはできないから。本当の答えというのはことばにはできないものだから」。「そのとおりだ。それで、ことばで説明しても正しく伝わらないものは、まったく説明しないのがいちばんいい」と、サダさん。

ただ、そのまま飴玉を口の中で転がすように、この作品を味わった。すると、読むたびに、折々に違った味がするのだ。私の中で、それが、どんな形に発酵していくかわからないけれど、確かな味わいと重みのようなものを感じる。それが心地よくて、私は、結局、よくわからないまま、村上春樹作品を読み続けてしまうのだろう。

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2006年10月26日 (木)

エルミタージュ美術館展と山口智子

Minato

パリのルーブル、NYのMOMAと並ぶ世界三大美術館のひとつ、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館の作品が、ロシアを離れ、今、上野公園の東京都立美術館にやっている。9月のロシア極東旅行以来、なんとなくロシアがマイ・ブーム。エルミタージュ行きたいなぁと思っていたら、グッドタイミングで、プレス向けの内覧会の案内をもらったので行ってみる。ゆっくり見られるし、分厚い画集をもらえるし、山口智子も来るしってことで。

展示は、ゴーギャン、マティス、ピカソ、アンリ・ルソー、モネなどの近代絵画が80点ほど。今回は「都市と自然」というテーマで、とくに街並みの絵をはじめとする風景画が多くセレクトされているせいか、見ていると、近代ヨーロッパ世界を散歩しているような気分になる。全体を流れるトーンは暗く閉鎖的だが、厳かな魅力がある。

今回のお気に入りナンバー1は、アルベール・マルケの「マントンの港」(写真:でも、実物のが本当は断然素敵)。おおらかで、なめらかな水面のラインと美しい色彩。マティスもそうだけれど、色彩感覚が美しく、豊かな感じがするものに私は惹かれる。・・・と思ったら、マルケはマティスと生涯を通じて交流した友人だそうだ。当時から高く評価されたにも関わらず、すべての賞の受賞を断り、ひっそりと港の絵を描くことを好んだ絵描き、とのこと。こんなエピソードも含めて、なんだか、好きだな~。

で、山口智子がナビゲーターの話題の特番、「史上最大の女帝エカテリーナ 愛のエルミタージュ物語」を見たわけだが・・・。エルミタージュの美術品は、エカテリーナ2世が収集したものということで、ポチョムキンの恋についての逸話などは、確かにロマンティックだし、興味深い。

しかし、最後に山口智子がいきなり、黒のビキニ姿になって黒海に飛び込む演出は、いったいなんなんだ!! そりゃ確かに山口智子は41歳のわりに、キレイでスタイルもいいけど、エカテリーナ2世の解説してるのに、いきなり脱ぎだすなんて、意味がわからない。だいたい、「山口智子、完全復活」などと、久々にテレビにでてきて、愛について、手をわなわなとふるわせながら熱く語るのも痛い。私生活、大丈夫かな~などと、心配してしまうではないか。

美術に対して、こういう、いかにもテレビ局的演出をかぶせると、とたんに展覧会自体までチープにみえるんだよな。多くの人の注目を集めたい、というメディア側の魂胆もわかるが・・・。うーむ、やっぱり悩ましいことだよ。

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